【回想】青春時代2

若い  何も知らない

 

だから失敗もして、成長もする

 

自分も失敗ばかりしてきた。

 

別れと出会いを経験してきて

 

不思議と最後は美化された記憶だけ残る。

 

特に初恋は忘れないと言われるが、相手はどうだったろうか。

 

そういう時代のことは記憶の片隅に置いとこう。

 

 

社会人になり様々な人と接するうちに女の子を目の前に固まる欠点は治っていった。

完治とまでは言わないが昔の自分と比べると上出来だ。

 

Tさんと付き合ってからTさんの提案でメルアドをお揃いにした。

当然メルアドを変えると電話帳に登録している人たちに、

新しいメルアドからメール送信してその旨を伝えなきゃいけない。

 

アドレス変えました、再登録お願いします

事務的な内容で当たり障りなくメールを一斉送信する。

 

すぐにメールの受信通知が鳴った。

 

「アドレス変えたんだね、久しぶり!元気にしてた?」

 

Aさんという女性だった。

とても驚いたのを覚えている。

 

 

高校時代、憧れた人がいたが

彼女が出来てもなお、あの人と一緒になれたらなとか思ってしまって、でも目の前の彼女が好きだから

理想と現実は違うんだよな、とか思っていた。

 

 

誰からも綺麗な人、可愛い人と言われていて。

ひょんな事からアドレス交換だけはしていたが

高校から長い付き合いの彼氏もいるのは知れ渡っていて

自分には届かない存在の人。

交換して登録していたその人のアドレスは

もう4・5年前のままだから化石も同然、

どうせ新しいアドレスにしていて俺には教えていないと思っていた。

だから今回メールが届いて、さらに返事が来た事に驚いたのだった。

 

その高校時代から憧れていた1つ上の女性が

Aさんだ。

 

お互いもう社会人。

とりあえずは仲良くやっておこう、と思い半ば社交辞令のつもりでメールを送っておいた。

「今度暇なときにでも飯行こう」

 

返事はすぐに返ってきた。

「うん!それでいつにする?」

社交辞令ではなくなった瞬間だった。

 

俺にはいま付き合ったばっかりでお揃いのメルアドにもした、Tという子がいる。

 

でも、憧れた女性と会って話が出来る。

 

 

思い返すと

この時がきっかけだった。